「ワイドハイター粉タイプって何者?」「普通の粉洗剤とは違うの?」と思っている方の疑問にお答えします。
ワイドハイターは酸素系漂白剤に分類され、普通の衣料用の粉洗剤とはモノが違います。
では、どう違うか、それぞれの特徴などをご紹介します。
結論:どう違うのか
まず、これらは性質が全然違います。
具体的には、ワイドハイターは漂白剤のため、粉洗剤よりも強い洗浄力があります。
しかし使い方によっては、衣類の色落ちが起きてしまうこともあります。
それぞれ詳細についてみていきましょう。
洗濯洗剤粉タイプ
商品によって配合されている成分や、その含有率など、様々な特徴があります。ここではひとまず、粉洗剤として売られている商品の傾向としてどういったものが多いのかを解説します。
成分
多くの商品に入っているのは、以下のような感じです。
- 界面活性剤
- アルカリ剤
- 水軟化剤
- 蛍光漂白剤
- 酵素
洗浄成分がほとんどですが、この中で1つだけ少し性質が異なるものがあります。それは「蛍光漂白剤」です。
蛍光漂白剤とは、衣類に吸着してより白く見せるための成分で、すすぎ残しが必ずするものとなっています。なので、肌が敏感な方などは痒みが出てきたりする恐れがあります。
とはいえ、多くの人には無害なレベルで配合されているので、肌が弱い方やお子さんなどでなければ、そこまで過敏になる必要はありません。
洗浄力は高く、界面活性剤やアルカリ剤などの成分が皮脂汚れなどに有効に働き、しっかりと汚れを落としてくれます。
粉洗剤は弱アルカリ性の商品がほとんどで、弱アルカリ性にすることで、皮脂汚れや食べ物汚れなどの弱酸性の汚れを効果的に落とす働きがあります。
おすすめ商品
粉洗剤のおすすめ商品を、各特徴と併せて紹介します。
蛍光漂白剤なしで、洗浄力も高いのに肌に優しめ!
漂白剤が入っていないので肌や衣類にも優しく、アルカリの力と界面活性剤の力で汚れをしっかり落としてくれます。
洗浄力重視で、白物は特に白く!
特に皮脂汚れなどが気になる、しっかり汚れを落としたい、という方にはもってこいの商品です。
ワイドハイター粉末タイプ
分類としては洗剤ではなく、衣料用漂白剤になるため、根本から粉洗剤とは異なります。
成分をみていきましょう。
成分
- 過炭酸ナトリウム
- 界面活性剤
- アルカリ剤
- 漂白活性化剤
- 安定化剤
- 酵素
含有量が1番多いのは、「過炭酸ナトリウム」という成分です。これは、酸素系漂白剤の成分で、色柄ものに使える漂白剤ということで有名です。
その他の成分は洗浄成分となっており、普通に洗濯機で洗濯するような場合でも、漂白・洗浄効果が見込めます。
使い方
基本的な使い方は、いつもの洗濯に追加で洗濯機に投入するやり方です。パッケージにも記載されていますが、いつも通り洗剤を入れ、洗濯物に直で振りかけるイメージでワイドハイターを入れます。
また、汚れがヒドイ場合には浸け置きする方法が推奨されています。過炭酸ナトリウムを主成分とする酸素系漂白剤は、ぬるま湯を使うとより効果的だったりします。
こういったパッケージに書かれていないような、ワイドハイターの効果を高めて使う方法を下記の記事にまとめています。(長時間浸け置きすると色落ちの可能性もあるので気をつけてください)
→ 洗濯しても取れない、頑固な臭いも確実に落とす!ワイドハイター粉末タイプの効果的な使い方とは...?
まとめ
形状が似ていても中身が異なることで、その特性が全然違うことがわかりました。
洗剤には液体タイプもあり、現在ではこちらの方が主流かもしれませんね。液体洗剤についてもそれぞれ特性があり、適材適所で使い分けると効果的です。
特に肌や衣類に刺激の少ない、中性洗剤を分析した記事がありますので、下記から是非!