昔は粉洗剤を使っていたけど、液体洗剤が流行りだしてからもう粉洗剤は使っていないというご家庭は多いのではないでしょうか？
意外と多くの人に認知されていない粉洗剤の強みと、液体洗剤との違い、おすすめの使い分け方を紹介します。
粉洗剤の特徴とその強み
まず最大の特徴は弱アルカリ性であることです！
皮脂汚れなどの酸性の汚れを落とすには、アルカリ性の媒体で対処すると中和する過程で汚れを浮かして落としやすくなります。
→つまり、汗の汚れやYシャツの襟・袖に効果的ということになります。
成分
また上の画像の枠で囲った部分のように、粉洗剤には漂白剤が含まれていることが多いです。この点も洗浄力が強いと言われる点です。
塩素系漂白剤ほど強い漂白力はなく、色柄モノにも使えます。が、心配な方は衣類の目立たない部分でテストしてみると良いでしょう。
ちなみに蛍光増白剤とは、簡単に言うと白さをブーストさせる成分です。これは、衣類に付着して、より衣類を白く見せる成分です。つまり、洗い残りする成分です。
しかし、肌への刺激や悪影響はほぼ無視できるレベルなので、あまり過敏になる必要はありません。（※肌の弱い方や、お子さんの衣類への使用は気をつけた方がいいかもしれません）
臭い落ち
粉洗剤には重曹の成分が入っている商品も複数あります。
重曹はそのものがアルカリ性であることと、消臭効果もあるので、洗浄力と消臭力の2wayで効果が期待できます。
おすすめ商品
上で紹介した画像の商品はライオンの「部屋干しトップ 除菌EX」という商品です。非常に水溶けが良く、臭い落ちも抜群でおすすめの商品です。気になった方は試してみて下さい。リンク貼っておきます。
液体洗剤との違い
粉洗剤は多くの商品が弱アルカリ性なのことに対し、液体洗剤は中性の商品が多く存在します。
中性ということはどんな汚れにも万能に使えるということでもありますが、それは逆にどんな汚れにも最高のパフォーマンスを発揮しないということの裏返しでもあります。
洗濯物に付着する主な汚れは皮脂汚れなどの、酸性の汚れであることがほとんどです。なので洗浄力を求める場合は、中性の液体洗剤より、弱アルカリ性の粉洗剤の方が効果的に汚れを落とせます。
ちなみに、液体洗剤の洗浄力や成分を比較した記事もありますので、よければどうぞ。
→ 液体タイプの洗濯洗剤（中性）5種類を分析！【比較結果もあります】
粉・液体、おすすめ使い分け方法
粉洗剤は高い洗浄力を持っていますが、水に溶けなければ意味がありません。
なので、水道水の水温が高い夏周辺（5月〜10月くらい）に使うのがおすすめです！
夏は毎日汗もかくので、皮脂汚れも目立ってくる時期です。なので粉洗剤を使う丁度いい時期なんです！
→水道水の水温は、1月には7度、7月には25度になるという水道局のデータがあります。
そしてなんといっても、白い洗濯物には粉洗剤がおすすめです。前述した蛍光漂白剤などの成分の効用で、白さを取り戻していきます。
どうしてもニオイや汚れが気になる場合は、粉洗剤または重曹などに浸け置きした後に洗濯機にかけることをおすすめします。
→ 洗濯しても取れない、頑固な臭いも確実に落とす！ワイドハイター粉末タイプの効果的な使い方とは...？
