日々忙しく過ごしてる方、またそうでない方も、1日のどこかでコーヒーブレイクやティーブレイクをはさむ方が多いのではないでしょうか。そんな優雅なひとときに、カップが茶渋なんかで汚れていたら気分がいいものではありませんよね。カップについた茶渋の取り方はいくつかあるので、紹介していきます。(とっておきの方法あり!)
以外と理解していない茶渋の正体
まず茶渋とは何かを一応説明しておくと、コーヒーや紅茶を飲んだカップの内側に付着&沈着していくシミのことです。
茶渋自体は認知度が高いですが、それがなぜ出来てしまうのか、その原因については理解している人は少ないと思います。
茶渋の原因は、その飲み物の成分にあります。ポリフェノールやカテキンといった成分が水分に含まれるミネラルと反応&酸化して、カップに沈着していってしまいます。(お茶以外にも、赤ワインはポリフェノールが豊富なので、茶渋が出来やすいということですね)
ただ、聞きかじった話ですが、抹茶碗などは沈着していく茶渋の風合いを楽しむ、という世界もあるようです。
普通のマグカップでコーヒー飲んでるだけなんだから、早く落とし方を教えてくれという声が聞こえてきそうですね。。前置きはこれぐらいに。。
重曹
まずは重曹です。
前のセクションでも述べたように、茶渋は酸化して沈着していくため、そのphは酸性に傾いています。なので、アルカリ性の重曹で洗ってあげると中和して汚れが浮いて落ちやすくなるんですね。
レモンやお酢がいいという話も聞きますが、正直あまり落ちないです。酸性の汚れに酸性の媒体で挑んでもその効果は限定的になります。
重曹の使い方は、
といった感じです。濡らしたスポンジに重曹を付けてこするというやり方もありますが、使う対象を間違えると悲惨なことになるので注意してください。
というのも、重曹を使ったことがある方は分かるかもしれませんが、重曹はあまり洗うという表現でなく、磨くという表現に近いように思います。
どういうことかと言うと、重曹の1つ1つの粒は適度に細かく、水にも溶けますが、洗剤のように泡立つような感じではありません。例えば濡らしたスポンジに重曹を少し付けてステンレス(シンクなど)をこすると、細かい引っかき傷のようなものができます。汚れこそ落ちるものの、使う対象を間違えると、紙ヤスリと同等のものになってしまうのです。
ここまで述べておいて難ですが、汚れのひどい場合には重曹で落ち切らないことが多いので、軽い茶渋汚れの際にはやってみてください。
キッチンハイター/泡ハイター
キッチン用品向けの漂白剤を使うという方も多いかと思います。
漂白剤には次亜塩素酸塩という成分が配合されており、これが茶渋をよく落としてくれます。
重曹と同様にアルカリ性のため、化学の力で汚れを落とすというロジックです。
使い方は、
- マグカップに水をはる
- キッチンハイターを約2mLほど入れる(泡タイプは3プッシュほど)
- 2〜3時間ほど放置
これで簡単に落とすことが出来ます。まあ時間はかかりますが。。
塩素系の洗浄剤を使用する際は、換気をしっかり行いながら使用してください。
激落ちくん
とっておきの方法です!
メラミンスポンジですね。これはオススメです!
これも洗うというより磨く・こするという表現が近く、使う対象によっては傷が付くなどの配慮が必要ですが、ごく普通に売られているマグカップであれば大体問題ありません。(高いのはしりません!笑)
使い方は、
という感じです。
上の写真は私が実際に、激落ちくんで対処したマグカップです!
全部落とすのにだいたい5分もかかってないと思います。
放置する時間もないし、こすっている間に汚れが落ちてくるのが見えて楽しいですよー。
予防法
そもそも茶渋が出来ない方法はないのかと思った方、実はあります!
最初のセクションでも述べたように、茶渋は飲み物の中の成分が反応して、酸化して沈着します。
ではこれらを止められれば、汚れの沈着が防げるということになります。前者の、成分の反応を止めることは不可避なので、後者の酸化を止めましょう。
酸化は時間が経つと勝手に行われていってしまうため、
- 酸素の存在しない環境でコーヒーブレイクする
- なるべく早く飲み干してカップを洗う
のいずれかの方法をとるしかありません。
普通の人間は酸素の存在しない環境で飲み物はのめませんから、飲み干したらカップを放置せず、すぐに洗ってください!
あ、この場合のカップはいつも通り食器用の洗剤とスポンジで洗って大丈夫ですからね。
※洗剤を使わないで水だけで洗うと汚れが残り、茶渋の原因となる可能性があるのでお気をつけを