2020/04/18 に発売された「ワイドハイター CLEAR HERO 消臭ジェル」(フレッシュグリーンの香り)を、気になって購入してみました。記載されている成分の分析や、実際に使ってみての個人的な感想をまとめてました。
成分
まずは中身についてです。画像にある通り、液性は中性なので、普通の液体洗濯洗剤と同じですね。
そして成分は、
- 界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
- 安定化剤
- 抗菌剤
- 香料
と記載されてます。
一般的な洗濯洗剤だと、界面活性剤の割合が何%という記載が必須なのですが、この商品は「品名」が「衣料用消臭剤」となっているため、界面活性剤の割合の記載は必須ではありません。
洗剤の扱いではないので、記載の必要は無いということですね。
さて、成分をそれぞれ解説していきます。
界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
通常のワイドハイターにも使用されているものと同様の界面活性剤です。ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、高級アルコール系(ノニオン)という系統に分類わけされ、比較的肌への刺激が強くない界面活性剤として扱われています。
安定化剤
これは一般的に売られているほとんどの洗剤に入っているもので、洗剤としての効力を保つために入れられているものです。野菜ジュースみたいに下に沈殿して、上の方が味が薄いといった現象を起こさないように使われているイメージです。なので、洗浄力や消臭力には特に貢献しません。
抗菌剤
消臭を謳っている商品には必ずと言っていいほど、多くの消臭系の商品に入っている成分です。これがニオイの元の菌を抑え込んでいるのかもしれないですね(想像)。
香料
実際にこの商品を開けて匂いを嗅ぐとわかるのですが、人工的な匂いが結構します。好き嫌い分かれる匂いと思いますが、私的には人工的な青リンゴの匂いといった印象で、液体を直で嗅ぐのは少し辛かったです。。
柔軟剤とはまた違う
「洗剤と一緒に入れる」という使い方なので、これだけ聞くと柔軟剤と同じと思われるかもしれません。
というか私がそう思っていました(笑)。
今まで洗濯をしてきた方ならわかると思いますが、柔軟剤も洗剤と一緒に(別のポケットに)入れて香りがよくなるのだから一緒じゃないか、と思ったんです。。
しかし、柔軟剤は主成分で界面活性剤(カチオン系)を使っているのに対し、ワイドハイタークリアヒーロー は、ノニオン界面活性剤を主として配合されています。
柔軟剤で使われているカチオン系の界面活性剤は、前述のノニオンの界面活性剤とは泡切れの点で大きく異なります。カチオン系は衣服に長時間留まって、抗菌作用やふんわり感を出します。
が、デメリットもあって肌が敏感な人は肌トラブルになりやすいという点があります。
ノニオンは泡切れが良いので、衣服に留まらないのでふんわり感は出ませんが、肌には比較的優しいという長所があります。
原因不明の肌の痒みに悩まされているという方は、一定期間柔軟剤を使わないで洗濯して様子を見るなど、洗濯洗剤を見直してみるのもいいかもしれません。
香りは少し強め
少々前述しましたが、香りは人工的な青リンゴのような感じで(あくまでも個人的な感想です)、原液を直に嗅ぐのは少し辛かったです。人によって好き嫌い分かれると思うので、サンプルなどあれば、まず嗅いでみることをおすすめします。
実際に使ってみると、まあ確かに悪い匂いもしなくなっていて、部屋干ししていても生乾き臭などは全くしなかったです。逆に、原液を嗅いだ時のほぼそのままの匂いが、洗濯を終えた洗濯物にも残っていたので、香りが落ちないという意味では威力がすごいなと感じました。
流石に洗濯物が乾き切ったら匂いもある程度落ち着いて、多少柔らかいイメージになっていました。
分量は調節してみるのもアリ!
商品の説明書きに洗濯物の量に応じた、液体の量が書かれていますが、まあ最初はそれに従って入れてみてください。それで強いなと思えば、次から分量を減らして使用してみるのがおすすめです!
私自身、最初に分量通りに使ってみて、結構匂いが強いなと感じたんですよね。この商品を洗濯機に投入する量を減らしても、洗剤は別途入れているので、洗浄力は落ちずに匂いの調節可能なのです。
いろいろと量を試してみて、最終的に説明書きで推奨されている量の半分で、個人的には丁度いい香りに仕上がることがわかりました!
みなさんも機会があれば試してみてください。