Macintosh (OS 10.15.3 Catalina)でC言語をプログラミングする方法を解説していきます。
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実行環境を整える
C言語をプログラミングするには、実行環境を整える必要があります。といっても大したことはないです。C言語の実行には、「コンパイル」→「実行」というステップが必要なのですが、このコンパイルのためのツールを入れればいいだけです!
実際に必要なツールを導入する手順を書きます。
「ターミナル」というアプリケーションを開きます。こんなやつです↓
gccをインストールすべく、以下のコマンドを実行します。
xcode-select --install
コマンドを実行すると、このようなダイアログが出てくると思います。「インストール」で進めてください。
ダイアログでインストールしてたものが完了したら、次はgccを、以下のコマンドでインストールします。
終わったら正常にインストールされたか、以下のコマンドで確認してみてください。gccのバージョン情報が出てくるはずです。それ以外が色々と出ている場合は、何かしら上手くいってないので、出てきているエラーメッセージなどコピって、ググってみてください(笑)。
gcc --version
ファイルを作成してコーディング
作業用フォルダで".c"の拡張子のファイルを作成します。これはFinderアプリでの操作で大丈夫です。
ここでは説明のために「helloworld.c」というファイルを作成します。
作成したファイルをテキストエディタで編集します。テキストエディタはなんでもいいですが、おすすめは「Visual Studio Code」か「Atom」です。
ファイルを開き、以下のようにコードを書きます。これが「ソースコード」と呼ばれるものです。
このコードをざっくり理解できるような、簡単な説明をしていきます。
ヘッダーファイルの読み込み。(まあ、おまじないと思ってさい)
一番最初に処理が走る箇所です。mainという関数で動いているのですが、簡単には、これもおまじないと思ってください。
画面に「hello world.」と表示させる文(コマンド)です。"\n"は改行を意味します。
ターミナルでコンパイルと実行
gcc コマンドを使ってコンパイルを実行すると、".out"の拡張子のファイル(プログラムの実行ファイル)が同フォルダに作成されます。
gcc helloworld.c
ここでは実行ファイルのファイル名を指定してないので、"a.out"というファイル名で実行ファイルが作成されます。
"-o"オプションで実行ファイルを任意の名称で作成することも可能です。
gcc helloworld.c -o 任意のファイル名
".out"ファイルを実行するとコーディングした内容が実行されます。実行方法は、ターミナルで以下のコマンドを実行します。
./a.out
実行結果
"hello world."と出力されました!
ある意味ゴールで、ある意味スタート
ここまでやってみてどうでしたでしょうか?
ターミナルの画面に文字を出力できただけで、何の意味があるんだろうと思われるかもしれません。プログラミングをただ単にやってみたかったという人は、Hello World が出力できた時点で立派なプログラミングなので、これでゴールと言えます。
そうではなく、アプリやWebページを作りたいためにプログラミングが学びたいという人は、ここまで出来てやっとスタートラインに立ったと言えます。ここから様々な処理制御方法を学んでいき、自分の作りたい物を自由に作っていく世界に入っていけるのです。
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