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あの洗剤、実は中身が同じ!?【塩素系洗浄剤の闇】

塩素系洗浄剤 洗剤

カビ取りを中心に、様々な汚れの洗浄を目的として用いられる塩素系洗浄剤。

メーカーも様々な商品を展開していますが、実はこれらの中身の成分はほとんど同じなんです!
中には全く同じ成分の内容で異なる商品として販売をしている物もあります(同一メーカーで)。

いかに同じ成分構成なのか、どういう使い方をすれば良いのか、おすすめの商品などを紹介していきます。

 

この記事で比較する商品

成分を比較するのは以下の商品です。
※企業にお金を貰っている訳では無いので、辛口で紹介していきます。

 

各商品の成分構成

それぞれの商品ラベルに記載されている成分を紹介します。
(各公式サイトなどに詳細な成分情報が載っていることもありますが、大きく変わらないため、商品ラベルを採用しました)

 

パイプユニッシュ

 

パイプユニッシュPRO

 

スクラビングバブルトイレクリーナー

 

ドメスト

 

パイプハイター

 

どの商品もだいたい同じ成分構成

上の成分紹介で、どの商品も使われている成分の種類は同じだったことがわかります。

の3つでした。

実際には、より詳細な成分に「香料」や「色素」、「防錆剤」などといった成分もわずかに含まれている商品もこの中にはあります。

とはいえ、ラベルに記載されている成分が主な働きをする成分であることは間違いないので、どの商品も似たり寄ったりであることがわかります。

 

成分が全く同じ商品

上で紹介した商品の中に、成分が全く同じな商品がありました。

それはパイプユニッシュPRO」と「スクラビングバブルトイレクリーナー 」です。

どちらも、水酸化ナトリウム 2%、次亜塩素酸塩、界面活性剤(アルキルアミンオキシド)という成分構成で、記載順も全く同じでした。

試しにそれぞれの商品の公式サイト(スクラビングバブルパイプユニッシュ)を確認しましたが、ここでも全く同じ成分が記載されていたので、詳細な成分も寸分違わず同じ中身であると言えそうです。

この2つの商品はどちらも、SCジョンソンという会社が作っていることを考えると、同じ生産ラインで作って、ラベルだけそれぞれの商品の物を貼っていると推測することもできます。

 

 

とは言いつつも、各商品には微妙な差がある

先ほどの2つの商品は成分が全く同じという例でしたが、他の商品については主成分が同じでも濃度に違いがあります。

濃度が少し異なるだけでも、汚れを落とす力が大きく変わってくるので、軽視はできません。

濃度が1番わかりやすい成分として「水酸化ナトリウム」があります。
商品ラベルにパーセントが記載されています。

一番濃度が低いのは、花王の「パイプハイター」で1%です。
反対に一番濃度が高いのは、SCジョンソンの「パイプユニッシュPRO」と「スクラビングバブルトイレクリーナー 」です。

水酸化ナトリウムは濃度が高いほど危険で取り扱いには注意しなくてはいけませんが、そのぶん洗浄力や殺菌力が強くなり、高い洗浄力が期待できます

 

まとめとおすすめ

メーカーは違ど、どの商品もだいたい同じ成分でできていることがお分かりいただけたと思います。

この記事で取り上げたのは、トイレ洗浄剤と排水パイプ洗浄剤でした。
これらの成分構成が似ているということは、排水パイプ用の洗浄剤をトイレに使用しても差し支えない、そういう風に解釈することも可能です。

実際に私自身、パイプユニッシュPROをトイレ掃除に使用したことは何度もあります
特に問題なく使えましたし、汚れもしっかり落ちていました。

塩素を含んだ洗浄剤は経年劣化するため、数年で効果が半減してしまいます
排水パイプの掃除なんてあまり高頻度で行わない人も多いと思うので、トイレ掃除にも同じ物を使用する方法はおすすめです。

(もちろん用途別に複数本ご購入されるのもご自身の自由ですが)

 

おすすめの洗浄剤

今回ご紹介した商品の中で、特におすすめなのは「パイプユニッシュPRO」と「スクラビングバブルトイレクリーナー」です!

これらは成分が全く同じということは先ほども紹介しましたが、汚れを強力に落とす成分である水酸化ナトリウムの濃度が高いのがおすすめの理由です。

また、粘度が高いことも特徴的で、汚れに密着する時間が長いほど洗浄力を発揮する時間が長いため、汚れがしっかり落ちます。

中身は同じなので、いつも比較的安く売られているスクラビングバブルの方をご購入することをおすすめします

 

塩素系洗浄剤を選ぶ時の注意点

洗浄成分の濃度と粘度は、商品を選ぶ時に特に気を付けるべき点と言えます。

汚れに働きかける時間が長ければ長いほど、その成分の濃度が高ければ高いほど、汚れがよく落ちます。

ここで敢えておすすめ出来ない商品をお伝えする必要はないので、名指しでの言及は避けておきます。
が、水酸化ナトリウムの濃度が一番低かった商品などは、正直あまりおすすめできないコスパの悪い商品ですね。。