toshpit

Tosh Land

洗濯と掃除を効率的に!ズボラでも楽チンに!

【2024年版】成分が変わった「さらさ」の新バージョン特徴

さらさ

2023年夏頃、洗濯洗剤「さらさ」がアップデートされました。
見た目はほとんど変化ありませんが、その成分の変化には驚きを隠せません。本記事では、新旧の「さらさ」洗剤を比較し、成分の変化と洗浄力・肌への影響などについて解説していきます。

 

新旧の成分比較

成分比較

まず、新旧の成分比較から始めましょう。

上の画像にもあるように、新しい「さらさ」は、以前のバージョンと比較していくつかの変更があります。
それぞれのパッケージに記載されている成分を列挙してみます。

旧バージョン

  • 界面活性剤 23%
  • 安定化剤
  • pH調整剤
  • 水軟化剤(クエン酸
  • ケア成分
  • 酵素

新バージョン

  • 界面活性剤 25%
  • 安定化剤
  • pH調整剤
  • 水軟化剤(クエン酸
  • ケア成分
  • 酵素

さらさ(衣料用洗剤・柔軟剤) 成分情報 | P&Gジャパン

 

使用されている成分の種類には変化がありませんが、界面活性剤の濃度には変化があることがわかります。
23%から25%に向上しており、この変更は洗浄力の向上に直結しているため、汚れ落ちは以前よりも少し良くなったと推測されます。

界面活性剤の種類も各種類の濃度が変更されたようですが、使用されている種類に変化はなく、アニオンとノニオンの界面活性剤が引き続き使用されています。

また、蛍光増白剤、漂白剤、着色料が以前と同様に無添加であることも特徴の一つです。

 

液性

次に大きな変更点が液性の変化です。
先ほどの成分が写っている画像からもわかりますが、新旧で液性が以下のように変化しています。

中性 → 弱アルカリ性

実際にpH試験紙で、新バージョンの「さらさ」を計測してみました。

ph

画像では少し分かりづらいかもしれませんが、pHが8となっていることが分かります。

この変更は、洗剤の洗浄力を強化するためのものであり、汚れを効果的に落とすための改善といえます。弱アルカリ性の洗剤は一般的に洗浄力が高く、頑固な汚れにも効果的です。

しかし一方で、肌が敏感な方が使用すると肌トラブルに繋がる可能性があるため、注意が必要です。

 

その他の変更点

旧バージョンでは「ママが選ぶ無添加洗剤」という文言で肌への優しさをウリにしていたように見えます。
新しいバージョンではこの文言が無くなっています。

これは、洗浄力の向上を優先したため、肌に対する影響が変化したことが関係している可能性があります。

一方で、新しいバージョンでは香りに変化はありません。以前のバージョンと同様に、さらっとした清潔な香りが特徴です。

 

まとめと考察

総括すると、新しい「さらさ」洗剤は成分の変化と洗浄力の向上が特徴です。
これにより、より効果的な洗浄力を求める方にとっては好適な選択肢となるかもしれませんが、肌への影響に注意が必要です。

ただし、蛍光増白剤や漂白剤などの特に強い刺激性のある成分が入っている訳では無いので、以上のことを踏まえても選択肢に入ってくる場合は試してみることをお勧めします。

 

ここからは個人的な推測ですが、P&Gの「さらさ」は赤ちゃん向けの戦略を転換したのかなと思います。
洗浄力が消費者に求められる中、肌への優しさはトレードオフになるため、売れ行きが悪くなっているのかもしれません。

また、イメージ戦略としては一定の地位を獲得したので、肌へ優しいイメージを残しつつ、次は洗浄力も向上したイメージ戦略なのかもしれませんね。(実際はトレードオフになるのでイメージだけですが)

最後に、当ブログでは「さらさ」を中性洗剤のオススメとしてきましたが、弱アルカリ性になってしまったので、また最適な洗剤を探そうと思います。
※現時点では「エマール」を普段着でも使うことをオススメしておきます