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ナノックスとエマールの洗剤成分と洗浄力の比較

nanox one pro エマール

洗濯洗剤の選択において、成分と洗浄力は重要な要素となります。

本記事では、ナノックス(NANOX one PRO)とエマールという2つの洗剤の成分と洗浄力に焦点を当て、その違いについて解説します。

 

成分など

ナノックス (NANOX one PRO)

  • 界面活性剤 55%(LAS、他)
  • pH調整剤
  • 再汚染防止剤
  • 安定化剤
  • 酵素

 

エマール

  • 界面活性剤 19%(ポリオキシエチレンアルキルエーテル
  • 安定化剤
  • pH調整剤
  • 酵素

 

まず、成分に関して言えば、ナノックスとエマールは異なる界面活性剤を中心に構成されています。ナノックスはアニオン界面活性剤が中心であり、一方のエマールはノニオン界面活性剤が主成分です。この成分の違いは、洗剤の特性に影響を与える要因の一つです。

一般的に洗浄力が強いのは、アニオン界面活性剤といわれています。
一方で、ごわつきや、肌へのやさしさに関しては懸念があるため、ノニオン界面活性剤はこの点において優れています。

また、濃度も異なっており、洗濯時にある一定の濃度以上にならなければ、濃度は濃ければ濃いほど洗浄力があります。
この点でナノックスの方が洗浄力が強そうと予想できます。

余談ですが、興味深いことに、エマールはかつて酵素が含まれていなかったが、最近の仕様変更により酵素が追加されました。酵素の有無は、洗浄力に大きな影響を与えるため、この変更は製品の性能向上に繋がったと言えます。

 

液性

液性はどちらの洗剤も「中性」なので、洗浄力に直接影響は無いため、差はありません。

 

実験で洗浄力比較

概要

この実験方法は、まず布を用意し、その布に汚れ(皮脂汚れや食べ物汚れ)の代わりとしてラー油を1滴を付着させます。

なぜラー油かと言うと、成分としては皮脂汚れと基本的に同じなため、日常生活で一番つきやすい皮脂汚れの代替という理由です。

そして2つのコップにそれぞれ同量の水(200ml)を入れ、洗濯機のようにそれぞれ同じ回数かき混ぜる、というものです。

使う洗剤の量については、それぞれの商品の推奨量から算出します。

商品パッケージに記載されている使用推奨量は以下の通りです。

  • ナノックス:水30Lに30mL
  • エマール:水30Lに40mL

使用する水の量から考えると少なすぎて比較しずらいため、今回は違いが分かりやすいように、それぞれ規定量の10倍の洗剤量を使います。
実際に使う洗剤の量は以下の通りです。

  • ナノックス:1mL
  • エマール:1.3mL

となります。

 

結果

実験結果

洗浄力の比較実験では、ナノックスがエマールよりも優れている結果が得られました。
ただし、エマールもしっかりと汚れを落としているものの、ナノックスほどの洗浄力はないという結果でした。

 

ニオイ落ち

今回の実験で、どちらの方がよりニオイ落ちが良かったのかを紹介しておきます。

ナノックスのほうがよりニオイが落ちていたように感じました。
エマールも多少は落ちていたものの、洗剤の香料でも隠しきれてないニオイが感じ取れました。

 

まとめ(考察とおすすめ)

今回の比較実験ではナノックスの方が洗浄力、ニオイ落ち共に強力だという結果になりました。
ただし、実験では極端な汚れが使用されたため、実際の普段使いにおいてはこの差が顕著に現れるかは疑問です。通常の洗濯では、どちらの洗剤も十分な洗浄力を発揮する可能性があります。

洗剤の香料にも好き嫌いがあると思います。
個人的にはナノックスの洗剤の香りが強くて得意ではないので、通常使いはエマールのほうが好みです。

 

おしゃれ着は注意

エマールはセーター等にも使えると謳われていますが、酵素が入っているため少し注意が必要です。

それよりもおしゃれ着にオススメな洗剤「アクロン」がありますので、詳しくは次の記事で解説しています。