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色柄物、白物用、それぞれに適した漂白剤の使い方【2種類抑えればOK】

漂白剤 種類
漂白剤って様々な商品がありますよね。すごく種類があるので、いつ、どれを使ったら良いのか、悩みつつもなんとなく使っている方も多いと思います。

多種多様にみえる漂白剤ですが、実は大きく分けて、酸素系と塩素系の2種類しかないんです!(厳密には3種類で、還元型というのがあるんですが、滅多に使わないのと手に入りにくいため割愛します)

では2種類の漂白剤について解説していきます。

 

酸素系漂白剤とは

一言でいうと、酸素の力で汚れを落とす洗剤です。「酸素」では多分イメージが湧かない場合は、「泡」とイメージしてください。

液体タイプのものと、粉タイプのものがあるのですが、液体タイプのものは汚れに反応して泡が出てくるのに対し、粉タイプのものは水に溶かした瞬間に泡が出てくる、という違いがあります。

一概にどちらがいいとは言えず、汚れ具合や、漂白する物によって使い分けが必要になってきます。

ひとまず成分や特徴を見てみましょう。

  液体 粉末
主成分 過酸化水素 過炭酸ナトリウム
液性 弱酸性 アルカリ性
漂白力 普通 強い
使えないもの 金属製品 毛、絹、金属製品

表からわかるように、粉末タイプでは漂白力が強いことから、生地へのダメージが強くなるので、毛(ウール、カシミア、アンゴラなど)や絹(シルク)なども使えなくなっています。ちなみに水洗いできない物はどちらのタイプの漂白剤も使えないので注意してください。

液体タイプは、使えるものは多いのですが、そのぶん漂白力が少し弱めなので、浸けおきの時間を長くするか、洗浄作業を何度か繰り返すことで汚れを落としていく必要があります。

また、液体・粉末というそれぞれの形状から使い方への特徴があって、液体タイプは汚れに直接かけることができ、粉末タイプは浸けおきが主な使用方法になりますが濃度は調整できる、といった特徴があります。

なので、衣類についた多少のシミであれば液体タイプで落とすことが出来ますし、泥汚れやカレーをぶちまけた、などの汚れであれば、粉末タイプで浸けおきするのが確実で簡単に落とす方法になってきます。

 

どういうものに使うか

前述の通り、衣類に使うシーンが多いのですが、それ以外にも使うことができます。

粉末タイプの酸素系漂白剤であれば、洗濯槽洗浄や風呂釜の配管掃除にも使えます。また、除菌効果もあるので、水洗いのできるような物で除菌したい場合にも使うことができます。アルコール除菌ができない場合などに使えます。

液体タイプは正直、衣類以外に使い所は無いです(笑)。粉末タイプが使えない、毛や絹といった繊維に対して使っていくのが主なところになると思います。

使う時の注意点として、他の洗剤と混ぜる時は気をつけてください。液性がそれぞれ酸性とアルカリ性なので、逆の液性の液体と混ぜると有毒ガスが発生してしまいます。

 

一般的な商品

液体タイプ

液体タイプはもう「ワイドハイター」しかないですね。

 

スプレータイプもあります。

 

粉末タイプ

粉末タイプは種類が多いのですが、コスパのいい3種類くらいを紹介しておきます。

洗浄力、消臭力ともに強め。容量は少ないので割とすぐになくなる。

 

コスパ最強。洗浄力、消臭力も申し分なし。

 

みんな知ってる安心の製品。洗浄力、消臭力ともに強いが値段は高め。

 

塩素系漂白剤とは

一言でいうと、塩素の力で汚れを落とす洗剤です。

基本的に液体タイプのものしか売っていないです。使うと塩素独特の匂いを発するので、換気しながらの使用を推奨されています。

ご存知の方も多いかもしれませんが、漂白力がとても強く、色柄物の繊維を真っ白にしてしまう力があります。なので、白物にしか使用できないという縛りがあります。

こちらも先ほどと同様に成分や特徴を見ていきましょう。

  液体
主成分 次亜塩素酸ナトリウム
液性 アルカリ性
漂白力 メチャクチャ強い
使えないもの 色柄物、毛、絹、ナイロン、ポリウレタン、金属製品

酸素系漂白剤の時よりも使えない物が多くなっています。まあ濃度を薄くすればナイロンなんかは使える場合もあるのですが、ある程度使い方に慣れてからやってみることをおすすめします。

使い方としては、基本的に100倍希釈が推奨されています。濃い濃度でやると生地を早く痛めてしまうので希釈はなるべく守った方がいいですが、汚れがヒドい場合は落ちきらないことがあるので、臨機応変に希釈を変えていっても大丈夫です。(いきなり服が破けたり、溶けたりすることは無いので安心してください)

どういうものに使うか

白物限定になりますが、衣類には強い効果を発揮します。使うシーンとしては、TシャツとかYシャツですかね。Yシャツは綿とポリエステルが混合してる物もありますが、特に使って問題ないです。

衣類以外にも、洗濯槽洗浄にも使えたり、カビ落とし剤としても強い効果を発揮します。「カビキラー」より衣類用の塩素系漂白剤の方が塩素濃度が濃くて、カビ落としに効果的だったりするんですよ!

この辺は、詳しく解説した記事を過去に書いているので、気になった方は読んでみてください。

一般的な商品

塩素系漂白剤の大御所。

 

スプレータイプならこれで色々な場所に使うのがおすすめです。