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花粉症を薬なしでも和らげることができる!?

花粉症 症状緩和


春先になってくると毎年話題になる花粉症。日本人の約4割が花粉症持ちだと言われています。

花粉にも種類がありますが、1番猛威を奮うのはやっぱりスギ花粉ですよね。

スギに反応する人はヒノキの花粉症も持っている場合が多いのですが、ヒノキはあまり騒がれない印象です。

そんなスギとヒノキの季節的な特徴と、辛い症状をなるべく和らげる方法を紹介していきます。

 

スギ花粉とヒノキ花粉

スギ花粉が飛ぶ期間は、毎年2月〜5月初旬です。ヒノキ花粉は、毎年4月〜6月初旬と、それぞれ似たような季節に飛びますが、少しずれて飛んでいます。

ヒノキは以下にある通り、タンパク質としてはスギと似ているのです。

スギ花粉とヒノキ花粉 のアレルゲンの構造が似ているためスギ花粉アレルゲンの抗体がヒノキ花粉のアレルゲンに反応 して花粉症症状を引き起こす、またその逆もあるともいわれています。

https://www.applc.keio.ac.jp/~tanaka/lab/AcidRain/%e7%ac%ac34%e5%9b%9e/4.pdf より抜粋

なのになぜ、スギばかり騒がれるのでしょうか。

一つはスギ花粉の量がヒノキ花粉よりも多い可能性があるということは要因として考えられます。といっても地域や年によっても違うので、ほぼ同量と考えてもよさそうですけどね。

そしてもう一つ、湿度の違いです。人間の呼吸器系は乾燥しているほどに敏感に反応します。インフルエンザや風邪など、乾燥した時期に特に多いですよね。これと同じで、花粉症も乾燥した時期の方が顕著に症状に現れやすいのです。

 

薬なしで症状を和らげるには

既にお気づきの方も多いかもしれませんが、症状を和らげるにはズバリ湿度を上げることです!

どれだけ上げれば良いという指標値は知りませんが(笑)、理論上は高ければ高いほど効きます。ただ、湿度が高すぎると部屋にカビが生えてくるので気をつけてくださいね。

また、湿度が高いと花粉が湿気を吸って、物理的に重力の働きで低い高さでしか飛ばなくなります。そうすれば比較的、吸い込む花粉の量も減りますね。

 

そしてもう一つ当たり前の方法がありました!マスクをすることです!

ウイルスはマスクでは防げませんが、花粉はウイルスよりも何倍も粒がデカいので、一般的なサージカルマスクで防ぐ事ができます。(どうしても横の隙間とかから入ってきちゃいますけどね)

2020年2月現在ではCOVID-19(新型コロナウイルス)の影響で、マスクの入手も少々難しくなっていますよね。なのでマスクなしでも症状が和らぐ方法を紹介します。

 

アレルゲン免疫療法(減感作療法)

少し趣旨からずれますが、根本から治療するという方法もあります(即効性もない方法ですが)。

根本から治療すれば、騙し騙し薬を飲み続ける必要もないですし、薬だけではカバーできなかった目の症状や肌の症状も改善していきます。

この治療法には大きく2つあり、皮下注射を打つ方法と、舌下に抗原(アレルギーを引き起こす物質)を含む薬を投与する方法(舌下免疫療法)があります。後者は薬使いますね(笑)。

どちらの治療も個人差はありますが、1〜2年かかると言われています。なので長期スパンで花粉症と戦っていくことになりますが、長期的にみれば毎年花粉シーズンの到来と共に、毎日薬を飲み続けることと比べれば労力や経済面でもお得というか、ストレスも減っていいと思います!

まだまだ一般的に広く認知されているのは花粉の時期に薬で症状を抑えて、毎日騙し騙し薬を飲むことなので、こういった治療に懐疑的になったり、どうせ治療費は高いんでしょと詳しく知ろうとしない人が多いです。が、この治療法は元々海外から入ってきたもので、既に海外では一般的な治療法として広く認知されています。それに日本でも既に知っている人は始めており、治療を始めて花粉症の症状が出なくなったという事例がいくつもあります

あとは値段ですよね。以外と高くなく、抗アレルギー剤(一般的な花粉症の症状を抑える薬)と大して変わらないんですよ。参考にしてください!

皮下注射

1回につき、700円ほど。

通い始めは週に1回か、隔週で通院しなくてはいけませんが、2年目以降は月1とかで大丈夫です。なので、

1年目:2,800円/月、33,600円/年

2年目:700円/月、8,400円/年

となります。例えば根本治療をしないで毎年2〜4月の間、薬を飲み続けた場合、月2,000円として、年間6000円。7年でトントンになります。それ以降は薬を飲み続ける方が値段は高くつくわ、通院の手間はあるわで、結構残念な選択なのです

因みに注射打たれた箇所は少々アレルギー反応がでるので、めっちゃかゆくなります(笑)。何時間かで引きますけどね。

舌下免疫療法

1回につき、2,500円ほど。(診療と抗原の薬代)

基本的に月1回の通院で、皮下注射と同様に2年治療だとすると、

1年目:2,500/月、30,000円/年

2年目:2,500/月、30,000円/年

となります。皮下注射より割高ですが、先ほどの薬を飲み続ける場合の計算で比較すると、10年でトントンになります。舌下免疫療法のいいところは、注射ニガテな方にも問題なく、針を打たないので傷が残らないという点です。

ここ数年でこれらの治療法を導入しているクリニックが増えているので、花粉症が辛い人は是非受診してみてください。