珪藻土マットを削るのには何を使っていますか?
手動で削ると大変な作業で膨大な時間もかかりますが、やすりがけの「サンダー」を使えば効率的に削ることができます。
今回はその方法について紹介します。
なぜ削るのか
珪藻土マットは、水分や臭いを吸収する優れた性質を持っていますが、長期間使用すると表面に汚れが蓄積しやすくなります。
例えば、バスルームで使用した珪藻土マットは、水垢や石鹸カスが付着し、そのまま放置するとカビや菌が繁殖することもあります。また、キッチンで使用する場合には、油や調味料の飛沫が付着することもあります。
これらの汚れを放置しておくと、珪藻土マットの吸湿・除湿機能が低下し、効果が半減してしまう可能性があります。
このように、珪藻土マットは長期間使用すると汚れが付着しやすくなるため、適宜メンテナンスすることが大切です。それには、削る方法が手段として主に有効です。
削って大丈夫なのか
珪藻土マットを削る際に、石綿(アスベスト)が発生するのかどうかは心配な点ですが、一般的には石綿の発生はありません。
珪藻土マットには石綿は含まれておらず、現代の製造技術により、石綿が混入することはほぼないそうです。
字面が「土」と「石」で似ているため、全ての珪藻土に石綿が入っていると勘違いする方がいますが、直接関係はありません。
しかし、珪藻土の接着剤に石綿が混入している商品などは過去にありました。これは厚生労働省のページなどで対象商品が掲載されているので、該当商品の場合は削らないようにしましょう。
「サンダー」とは
簡単に言うと、電動やすりです。
今回使うのは研磨用のディスクを回転させる「ディスクサンダー」と呼ばれる種類のものです。
※回転が一様でなくランダムな動きをするランダムサンダーが多く出回ってます
サンダーは、専用の紙やすり(マジックテープ状になっている)を貼り付けて使用します。
この商品にはいくつかのやすりが最初から付いていました。(約 4,000円でした)
削りカスはサンダーの後ろからファンの力で噴出されるようになっているので、写真の黒い物体のように集塵機能があると、塵が飛びづらくなって便利です。
サンダーを使うメリット
手動で削る場合には、削り方によっては表面が不均一になってしまうことがあり、汚れが付着しやすくなる場合があります。
しかし、サンダーを使用することで、表面を均一に削ることができるため、汚れが付着しにくい表面を維持することができます。
削ってみた
実際に珪藻土マットを削ってみました。
写真の左側がBefore、右側がAfterです。
光の加減から分かりづらいのですが、削った後のほうがキレイになりました。(あたりまえですね)
面積にして400平方センチ以上はあるので、手でやすろうとすると30分はかかるでしょう。しかも疲れます。
しかし、サンダーではこの面積やするのに1分ほどで終わりました。
圧倒的です。
逆にやりすぎると削りすぎてしまうのはデメリットとして挙げられるかもしれませんね。
まとめ
「サンダー」によって得られるメリデメは、ざっくり以下のようにまとめられます。
他にもやすりがけの用途で色々使えるので、時間を節約したい方は是非試してみてください!
【メリット】
- 効率的に均一に削ることができる。
- 研磨用のディスクやベルトを選ぶことで、目的に合わせた削り方が可能。
【デメリット】
- 削りすぎるとマットの厚みが薄くなってしまう可能性がある。