血液汚れは洗濯をする中でも、トップレベルに落としづらい種類の汚れです。
家庭の洗濯機でも落とすことは出来ますが、絶対にやってはいけない行為と、汚れ落としのための手順を知らないと、2度と落ちることのないシミになってしまいます。
では、その絶対にやってはいけないNG行為と、汚れ落としの手順について解説していきます!
NG行為とは
血液汚れは、普通の皮脂汚れとは全く別の種類の汚れなので、皮脂汚れと同じ方法で落とそうとすると逆にガンコになる場合があります。
1つずつ解説します。
お湯は絶対使わないこと
沸騰したお湯はもちろんのこと、ぬるま湯程度のお湯でも、血液汚れに対しては使用しない方がいいです。
血液汚れは、基本的にタンパク質で構成されているため、高温になると凝固して、繊維の中で固まって取れなくなってしまいます。
お肉をイメージするとわかりやすかもしれません。
ひき肉は、調理前は好きな形に整形できますが、調理後は固まってしまい、再び好きな形に整形することはできません。
何日も洗わない
血液汚れは早めに対処すればするほど、落ちやすくなります。
反対に何日もそのままにしておくと、非常にガンコになってしまい、落ちきらないような汚れとなります。
汚れがついてしまった段階で、軽く水洗いして、汚れをある程度おとしておくのがおすすめです。
血液汚れの落とし方2ステップ
ここからは血液汚れを落とす手順を解説していきます。
実際に、以下の布に付着した血液汚れ落としをやった結果も併せて紹介します。
ステップ① 洗浄剤
まずは酸素系の漂白剤を汚れに直接かけます。
使うのはワイドハイターで、酸素系漂白剤のため、色柄物にも安心して使えます。
実際にかけてみた結果です。
汚れの部分が白く泡立っています。(時間が経った汚れだと泡立たないこともあります)
この状態で、数分ほど放置します。
目安としては、泡が全て消えかける直前ぐらいです。アバウトで大丈夫です(笑)。
ステップ② 普通に洗濯
そして普段通りの洗濯をします。
このとき、水温の設定は注意してください。(特殊な設定などしていないで、普通に水道水で洗えれば大丈夫です)
また、使用する洗剤は"酵素"が入っているものがいいです。
これは血液汚れがタンパク質であるため、酵素がこれを分解する働きを持っているからなんです。
私のおすすめは「さらさ」ですが、まあ"酵素"が入っていればどれでもOKです。
1回の洗濯では落ちきらないこともあるので、何回か洗濯してみてください。
先ほどの布は、2回洗濯して、このようになりました!
赤枠で囲っている箇所が汚れのあったとこで、わずかに残っていますが、ほとんど落ちたことがわかると思います。
特に汚れの浅い部分や、面積の小さかった箇所は完全に落ちました!
まとめ
血液汚れを落とす手順は以下の2ステップでした!
- ワイドハイター をかけて数分放置
- 何回か普通に洗濯する
今回紹介した方法で落ちきらないようなガンコな汚れは、一般家庭用の洗浄剤ではおとしきれないので、クリーニングに出すのが賢明でしょう。。