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【さらさ vs アタック】さらさとアタックゼロを徹底比較!【洗濯用液体洗剤】

さらさ アタックゼロ

洗剤選び、悩みませんか?

「もっといい洗剤があれば乗り換えたいけど、どれがいいのかよくわからん」といった方も多いと思います。

そんな洗剤選びに悩んでいる方へ、今回はさらさとアタックゼロの洗浄力比較結果のご紹介です。

 

この記事はこんな人向け

  • 今使っている洗剤を変えてみたい
  • 「さらさ」という洗剤を知らなかった
  • 「さらさ」を買おうか悩んでいる

 

 

成分の比較

さらさ

  • 界面活性剤23%
  • 安定化剤
  • pH調整剤
  • 水軟化剤(クエン酸
  • ケア成分
  • 酵素

 

アタックゼロ

  • 界面活性剤51%
  • 安定化剤
  • 酵素

 

それぞれの成分を見ていくと、まず界面活性剤のパーセンテージが大きく差があります。濃度の問題なので後述しますが、これで汚れ落ちが変わるものではありません

安定化剤と酵素は共通しており、これは液体洗剤にはだいたい入っているものです。洗剤を長期保存できるように入れられているらしいです。

 

成分の差異

差がある成分で、さらさには「pH調整剤」、「水軟化剤」、「ケア成分」があります。

水軟化剤にクエン酸を使用してることから、pH調整剤はアルカリ剤(炭酸塩など)だと思います。

ケア成分は、パッケージに「コットンミルク」とあり、何にどう作用するのかわかりませんが、なんとなく肌に優しそうなイメージですね(笑)。

調べたところ、牛乳アレルギーの子供がいても安心して使えるようです

 

成分の界面活性剤について

多くの人がそこまで気にしない、界面活性剤の種類について注目してみましょう。比較すると、どちらも割と特徴があることがわかりました!

 

さらさ

 

アタックゼロ

 

ご覧の通り、使用されている界面活性剤の種類はそれぞれ1つもダブっていませんね。アタックゼロは「高級アルコール系」のような表記で、詳細な種類の表記をしていないため、中身を調べるとさらさにも使われている界面活性剤を使用しているかもしれません。

 

界面活性剤の総評

さらさは商品として肌への優しさを謳っているわりには、アニオンの界面活性剤を中心に構成されています。この種類の界面活性剤は洗浄力はとても強いものの、肌への刺激は比較的強めです。

反対に、アタックゼロはノニオンの界面活性剤を中心に構成されています。この種類の界面活性剤は、洗浄力は申し分なく、肌への刺激は比較的優しめです。

まあただ、洗剤としてみた時には界面活性剤の含有量(%)がそれぞれ異なります。アタックゼロの方が濃度が濃く、濃ければそれだけ肌への刺激も強くなるので、肌への刺激という意味では一概に比較できませんね。

洗浄力という意味では、界面活性剤の種類からさらさの方が汚れ落ちが強そうです。

 

液性の比較

液性によって汚れ落ちに違いが出てくるため、どれだけ pH の値に差があるかを調べてみます。

商品パッケージの説明蘭には、どちらも「中性」と記載されています。

pH 試験紙で測ってみましょう。

洗剤pH

上の画像からは少し見辛いかもしれませんが、

さらさ:6〜7(やや7寄り)でほぼ中性(弱酸性とも言える)

アタックゼロ:8で中性ともいえるが、弱アルカリ性

という結果になりました。

アルカリ度が高ければ高いほど、汚れ落ちには有利になるので、pH で言えばアタックゼロの方が汚れが落ちると予想されます。

 

実験

概要

この実験方法は、まず布を用意し、その布に汚れ(皮脂汚れや食べ物汚れ)の代わりとしてラー油を1滴と、ケチャップを少し付着させます。

汚れ付着した布

上側の汚れがラー油、下側がケチャップです。

そして2つのコップにそれぞれ同量の水を入れ、洗濯機のようにそれぞれ同じ回数かき混ぜる、というものです。

洗剤を入れる量は、界面活性剤の濃度が2倍以上の差があるので、さらさについてはアタックゼロの2倍の量を使うことにします

具体的には、さらさをスプーン2杯、アタックゼロをスプーン1杯、投入していきます。

 

途中経過

それぞれに洗剤を入れてかき混ぜた状態です。

洗濯実験

どちらも液体の色が白く濁っています。微妙な差ですが、比較的アタックゼロの方が濁りは濃くなっています。

濁りが濃いほど、汚れ落ちがいい傾向があります。一方で、洗剤残りしやすくなるデメリットもあります。

 

結果

洗濯実験結果を Before & After でご覧ください。

比較結果

ケチャップの汚れは、さらさとアタックゼロのどちらも、よく落ちています。

ラー油の汚れでは差が出ており、さらさの方がアタックゼロよりも薄くなっています。

ということで、さらさの方がアタックゼロよりも洗浄力が高いことがわかりました!

 

考察

界面活性剤の濃度で言えば、実験内でもアタックゼロの方が濃かったはずなのに何故さらさの方が汚れが落ちたのでしょうか

その理由の1つは界面活性剤の種類が挙げられます。使用されている成分が比較的、洗浄力が強いものでした

もう1つとして、水軟化剤の存在が作用したと考えます。さらさには水軟化剤でクエン酸が配合されていました。

水軟化剤とは、水の硬度を下げてあげることで界面活性剤の働きを最大化させる働きがあります。

日本の水道水は基本的に軟水ですが、汗などにはミネラルも含まれており、それと混じることで多少なりとも水の硬度が上がってしまいます。

この対策として水軟化剤が配合されているイメージですね。

「さらさ」について、より詳細に分析して紹介している記事がありますので、よければ▼

 

無添加をウリにしている洗剤で「arau(アラウ)」という商品があります。これってどうなの?って気になっている人も多いと思います。

以下の記事では、さらさとarauで無添加をウリにしている者同士を比較・解説しているので、よければ▼

 

もしかすると「アタックゼロ」の方が気になってしまった人もいるかもしれません。

そんな人には、アタックゼロとナノックスを比較した内容を紹介した記事を用意してます。よければ参考までに読んでみてください。